氏家 望月 マキ

パラグアイ

日系スカラーシップ留学体験談~氏家さん

どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

パラグアイには障がい者向けの整備が整っておらず、学校もありません。一方、日本には特別支援学校があり、子ども達が安心して通えるところがあります。教師も子ども一人ひとりに指導をできるように、知識や技術を持っています。そして、日本の教育を学び、パラグアイで活かしたと思ったからです。

日本での生活はどうですか?

日本に住むと安心して移動やお出かけもできます。そして、たくさんの人と関わりいろいろな国の言語や文化も学べます。しかし、良いことだらけではないです。大学のことで忙しい時、奨学金のことが重なったり、自分の専門的なことで相談する人がいないや頼れる家族が近くにいないなどのことでとても辛い時もあります。けど、今まで頑張ってこられたのはNFSAのメンバーと遠くにいても応援してくれる家族のおかげです。NFSAのみんなから力をもらい、分かち合える仲間です。NFSAは日本での家族のようです。

どのような勉強・研究をしていますか?

現在、保育士の免許と特別支援学校教諭免許を取得するための勉強をしています。授業を受けながら、2週間の実習やボランティアをさせていただいています。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

日系人としての意識はそんなにかわりませんでした。それは、前から日系人としての意識はとても強かったので日本へ来てその気持ちを確かめることができました。

将来の夢は?

パラグアイに帰国し、障がい者向けの学校を開き、子ども達が安心して通える場を作りたいです。そして、日本でのたくさんの学びをパラグアイで活かしたいです。簡単なことではないですが毎日その夢に近づけるように一生懸命頑張りたいと思います。

これから留学を考えている人へメッセージを!

留学は人の考え方を変えます。私の場合は良い方向へ変わりました。たくさんの人に出会うこともできました。このような機会は少ないので、留学にチャレンジすると後悔はしないと思います。そして、どんな小さいことでも価値を持つようになります。