日本財団日系留学生会(NFSA)活動紹介

研修会

居住国と日本との間の理解促進や居住国・地域社会の発展に貢献するための人材の育成およびNFSA留学生間の絆の構築のため、春・夏・冬の年3回、研修会を行っています。
研修会では、日本文化の理解、日本・居住国の社会問題を学ぶこと、日系社会に関する学習などを目的とし、横浜をはじめ日本の各地で研修を行っています。

海外日系人大会参加

(公財)海外日系人協会が主催する「海外日系人大会」に参加し、日系ユース分科会での議論及び提言を通じて、日系ユースの意見の発信を積極的に行っています。

NFSAスピーチコンテスト

日本財団ビルにおいて、在日ブラジル人学校の生徒を中心としたラテンアメリカルーツの子どもたちを対象に、2014年から5年間、スピーチコンテストを実施しました。
このスピーチコンテストは、在日ラテンアメリカ系の子どもたちが、日頃の日本語学習の成果を発表する貴重な機会であると同時に、発表者と聞き手が日本とラテンアメリカにまつわる多様な考え方や経験を共有することにより、在日ラテンアメリカ人と日本人の相互理解・交流が促進され、双方に新たな視点を与えることを期待し実施したものです。
これまでに在日ブラジル人・ペルー人学校の生徒を中心に、7歳以上の児童生徒、高校生が「私とラテンアメリカと日本」「私の夢」「未来の私への手紙」「より良い世界を作る方法」といったテーマでスピーチを行い、優勝者は憲政記念館で行われる「海外日系人大会」で発表を行いました。

NFSA絵画コンテスト

在日日系人を中心とした外国につながる子どもたちの表現の場を提供することを目的として、「絵画コンテスト~私のせかい 自分のメリーとは~」を2009年に実施しました。日本語が上手じゃなくても、絵を通じて自分たちの世界を表現してもらい、自己表現の大切さ、楽しさに気づいてもらおうと企画・実施しました。
2010年には、JICA海外移住資料館企画展示室にてこの絵画コンテストの企画展示を行いました。また関連イベントとして、NFSA留学生が企画した公開シンポジウム「日系人の子どもたちはいま」を実施しました。シンポジウムでは、生活の問題、不就学、親子関係、アイデンティティといった問題を背景に、在日日系人子弟をとりまく環境について、日本で学ぶ日系留学生の視点から発表を行いました

学校プロジェクト(出前講座)

在日日系人子弟は、経済的問題や日本語能力の不足等からくる教育の問題から、自身の将来の夢をなかなか描けないなど、多くの困難を抱えています。こうした在日日系子弟の不安を少しでも和らげ、また将来についての視野を広げて夢を持つことの大切さを知ってもらうことで、勉強への動機づけと将来への希望を与えることを主な目的として、日本にあるブラジル人学校やペルー人学校、または日本の公立学校に留学生が出向き、留学生の専門を生かして、進路オリエンテーション、職業オリエンテーション、栄養指導、各種ワークショップなどを行ってきました。
日系留学生が自分の強みを生かして自信を持って活躍している姿を子どもたちに見せることは、同じルーツを持つ日系人として励みになると信じ、活動しています。

その他にも、多くの活動を行っています。

〇NFSAワークショップ・プレゼンテーション

NFSA留学生が自身の研究を発表し、学び合う機会となっています。

〇専門学校での国際交流プロジェクト

専門学校で学ぶ日本の学生たちに、移住の歴史や日系社会のことを知ってもらい、日系留学生と交流を行いました。

〇国際イベントでのブース出展

パラグアイフェスティバルや掛川国際交流フェスティバルなど、日本各地で行われる国際イベントにおいて、NFSAのブースを設け、NFSAの活動や日系人について広くアピールする活動を行っています。