松原 大

チリ

日系スカラーシップ留学体験談~松原さん

どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

日本の大学で勉強をしたかったことと、10年ほど前から卓球をやっていて、日本では世界のトップレベルの練習ができるため留学しようと思いました。

日本での生活はどうですか?

今では大学2年生になったばかりですが、日本語学校の1年間と大学生としての1年間を過ごすことができました。NFSAの研修ではユース会議という若い世代の日系人たちについて世界中の日系人たちと話し会うことができる会議もあれば、冬の研修など毎年違う県へ行ってその県の文化や日系人たちと交流する機会があります。このような研修が年に4回あるので定期的に全国にいる奨学生たちと交流することができます。
大学では卓球部に入部して1年間授業が終わったあと3時間以上の練習を毎日行なっています。卓球部では数多くの日本中の大会への出場やボランティア活動が行われています。練習と勉強についていけなくて少し辛い時期もありましたが、奨学金の仲間や卓球部の仲間のおかげで乗り越えることができましたし、これからも文武両道を目指しながら頑張りたいと思いました。

どのような勉強・研究をしていますか?

早稲田大学の国際教養学部で英語で経営学を学んでいます。
卓球部では毎日3時間以上練習に励んでいます。筋肉トレーニングも毎日やっています。また年に15回以上国際大会や国内大会に出場しています。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

自分の場合、日系人としてのアイデンティティーはしっかりしていたと思います。研修などで日本にいる日系人について学ぶことができました。ブラジル学校に通う生徒たちは進学ができない場合が多く、NFSAでもこの問題の解決に関わっています。この問題について全く知らなかったため、ブラジル学校の支援活動に参加できるNFSAにいることができて良かったと感じます。

将来の夢は?

将来の夢はいつかチリの日系社会にスポーツを通じて貢献することです。そのために今は卓球ではナショナルチームに再び入ることを目標にして練習に励んでいます。そして勉強ではGPAを上げて文武両道を目指しています。

これから留学を考えている人へメッセージを!

私は留学をすることによって完全に考え方が変わりました。初めは日本で勉強するので当たり前のように日本語で勉強しようと考えていましたが、日本語学校や研修で様々な国から来る留学生たちに出会えてディスカッションをすることができたため英語の重要性に気づくことができました。自分の考えを英語で伝えられないと、いくら良いアイディアでも何も考えていないのと同じだと思いました。大学では外国の教授の授業を取り、日本の教授の授業も取っています。自分の考え方がこのように変わることがあるので皆さんもぜひ日本で自分の世界を広げてください。