佐藤 宮平 ジョセリン りつ子

ペルー

日系スカラーシップ留学体験談~佐藤さん

どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

私が初めて日本に来たのは2012年でした。祖父や祖母の生まれた沖縄の文化や習慣に触れる事ができ、自分の専門分野でも成長する事ができました。その体験がまた日本へ来たいという思いに変わりました。日本財団の日系スカラーシップのおかげで2016年に日本へ帰ってくる事ができました。
日本は食品科学分野の研究でトップの国としてよく知られています。それで、私は日本国内で高い評価を得ている食品科学の大学院プログラムで、私の専門分野で自分の能力を伸ばしたいと思っていました。

日本での生活はどうですか?

私の研究室ではみんなとても研究熱心ですが、仕事と遊びとのメリハリをバランス良く取る研究室ですこの研究室で沢山の事を学びました。学問だけではなく日本の文化や習慣など様々です。仲間のみんなにとても感謝しています。研究室の仲間や、スタッフそして特に松井先生はいつも温かくサポートして下さりました。本当に感謝しています。

どのような勉強・研究をしていますか?

福岡県の九州大学大学院の生物資源環境科学府の食品分析学研究室 で研究をしています。自分の研究のテーマは大豆のイソフラボン類の糖尿病予防作用評価するため、骨格筋細胞におけるグルコース取り込み作用を評価しています。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

今後も日系人として日本とペルーの架け橋のお手伝いができる様になりたいと思っています。またこの架け橋は日本とペルーを繋ぐためだけでは無く、日本と世界を繋げられるグローバルな日系人になりたいと思っています

将来の夢は?

今後の計画はまだ未定で怖い気持ちもありますが、きっと素晴らしい事が起きるであろうと信じ、日本で学んだ事を活かしさらに先にあるものを目指して行きたいです。私の将来の計画は、私が愛する人々の側でやることを楽しむことです。

これから留学を考えている人へメッセージを!

日本語を勉強してください。そのことは日本人との絆を強くし、よりよい関係を結ぶことができます。他者を敬い、気持ちを推し量ることが大事です。しかし、自分の個性を失わず、自身のルーツを恥じず、多様な国の文化的レガシーを受け継いでいることに誇りを持ってください。
日本生活を楽しみ、いろんな新しい経験をする時間をできるだけ持つようにしてください。また戻ってこられるかどうかわかりませんから!