イトカズ グスタボ

ペルー

日系スカラーシップ留学体験談~イトカズさん


どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

個人面かつキャリア面の目標は国際的な環境にある博士課程で学ぶことでした。その場所を日本で見つけられて私は本当に幸運です。日本には私が特に重要と考える2つの要素が結び合わさっています。複数の文化による多様性を持つ最も発展した国の一つで学術的能力を伸ばせるチャンス、そして、私の祖父母の母国のことをより多く知るということです。日本にいるなんて本当に夢のようです。

日本での生活はどうですか?

日本での生活は多くのラテンアメリカ人にとって大きな変化をもたらすものです。私も、滞在を始めた頃、自分の常識と違うことに多く遭遇し、困惑しました。しかし、大抵の場合、充分な答えは見つからず、それを体験するうちに、日本の価値観やしきたりに対抗するのではなく、受け入れる必要があると理解しました。その必要性を認識してから、いろいろな問題を乗り越えることができました。実際は、まだ、私が理解しがたいことはたくさんあります。ですが、これも私の人生経験と異文化を学ぶ中での一部分です。日系人として、すでに親しんでいたしきたりがいくつかあったことで、日本での日常生活がしやすくなったと思っています。

どのような勉強・研究をしていますか?

博士課程での私の現在の研究はペルーの刑務所制度の公的管理改革を検証することを目指しており、日本の社会復帰促進センターで実施されているような、ペルーでも適用できる可能性のある業務を分析しています。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

この日本留学で、自分自身が日系人であり誇らしくもペルー国民であるというアイデンティティを再確認できました。祖先の残したものやペルーに移住を決めた決断の重みを感じ、それらが私の価値観や習慣にもたらす影響を再認識しました。そして、ペルー国民としての役割と、双方の文化がつながることで導き出せる可能性があることを理解しました。

将来の夢は?

私の家族、コミュニティの役に立ち、私の専門分野を通して、世界をよりよいものにするため貢献することです。誰もが志や夢の達成を目指すために平等な機会を得られる、公平な社会ができることを願っています。

これから留学を考えている人へメッセージを!

日本留学ではたくさんの新しい可能性を見つけ、忘れがたい体験をし、研究分野でも個人的にも成長することができました。あなたもぜひ日本の大学に出願し、たくさんの人生の発見や学びを得られるよう願っています。