金城 晃 アレックス

ボリビア

日系スカラーシップ留学体験談~金城さん

小羊をさばいている写真

どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

以前、沖縄県の県費留学で琉球料理を学ぶ機会があり、たくさんのことを学びましたが、まだまだ学べることがあると思い留学を決断しました。

日本での生活はどうですか?

はっきり言ってとても便利です。24時間空いているコンビニや治安の安全、どの点をとってもとても良いです。強いて不便だったことを挙げるのであれば電車での移動でした。ボリビアでは電車がないので、乗り換えや満員電車での移動が正直大変でした。それ以外ではとても楽しく最初の一年は過ごせました。プライベートでも東京、そして沖縄でも縁があり草野球チームに入ることができ、日々のストレスや疲れなども忘れられる環境がありました。 その他にはNFSAの先輩方のサポートがとてもありがたかったです。右も左もわからない時に手伝っていただいたり初対面なのに飲みの場で相談などを聞いてくれたりととても親身になってくださりました。とても感謝しています。

どのような勉強・研究をしていますか?

現在は調理師を目指すべく日々勉強に励んでいます。その中で琉球料理の勉強もあるので、しっかりと学んでいきたいです。以前学んだことと同じことも学ぶこともありますが、作り方に若干の違いなどがあり、いろいろなところから良いところを吸収して、自分のものにしていきたいと思います。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

すごく変わりました。入学するまでは自分も沖縄系の日系人なので、ある程度考えは似ているのかと思いましたが、地元ならではの性格、人柄であったので少し戸惑いが最初のほうはありました。しかし、日がたつにつれ、自分の故郷にも通ずることがあるなと思いました。また同級生からは自分がボリビア出身だと言われるまで地元の人かと思ったと言われ、少しうれしかったです。今までウチナーンチュのアイデンティティに誇りを持っていたので、そう言われたときは素直に嬉しかったです。これからも日系人としての意識を高く持ち続けます。

将来の夢は?

故郷のコロニアオキナワでは空手、エイサー、琉球舞踊などの伝統芸能は継承されていますが、琉球料理はあまり受け継がれていないので、自分が琉球料理をこれからもボリビアで継承、発展につなげれるような活動を行っていきたいと思います。そしていつかボリビア、日本そして沖縄の料理が楽しめる場を提供することが自分の夢です。

これから留学を考えている人へメッセージを!

周りに何と言われようと一歩踏み出す勇気を出してください。チャンスは毎回訪れてくれないのでつかめるチャンスがあれば勇気を出し、つかみ取ってください新たな道が開け、考え方も180度変わります。