江川 エドガー 雄二

ブラジル

日系スカラーシップ留学体験談~江川さん

どうして日本へ留学しようと思ったのですか?

日本の大学は世界でも最高の大学の1つであるため、私は日本に留学することを決め、日本の大学で博士号を取得しようと考えました。

日本での生活はどうでしたか?

日本での生活は、ある意味楽であると同時に複雑です。日本は非常に安全で整然とした国であり、私は来日した最初の頃でも危険な目に会ったり、迷ったりしたことはありませんでした。しかし複雑なことに、家族や親友など、あなたの人生の一部だった人々と会うことができない世界に慣れる必要があります。時々、孤立感を感じることもあります。日系スカラーシップと日本財団日系留学生会(NSFA)は、新しい学生が日本での新しい生活に慣れるために必要なすべてのサポートを提供してくれます。日本財団日系留学生会(NFSA)のメンバーはすぐに家族になります。この新しい家族は、レジャー、学習、スポーツ活動、さらにはボランティア活動など、さまざまな課外活動にいそしんでいます。このようなサポートを奨学生に提供しているのは、世界で他に類をみません。これは非常に重要な点です。あなたは新しいライフスタイルに順応し、専念し、最善を尽くし、外国での研究を成し遂げることができます。

どのような勉強・研究をしていましたか?

現在、私は、神経変性疾患を治療する神経幹細胞移植のためのマテリアルを開発しています。

留学を通して、日系人としての意識が変わりましたか?

日本へ留学する機会を得たことで、ブラジルと日本という二つの非常に異なる国の文化的ルーツを持つことは、すばらしいことであると気づかせてくれました。 私は、日系人は専門的かつ個人的な課題と挑戦を克服するために、日本と母国の最高の文化的特性を組み合わせて使用する特権を持っていると信じています。

卒業後の進路

私はサンパウロ大学のポスドクとして勤務しています。私の目標は、この大学の教授になることです。

これから留学を考えている人へメッセージを!

日本への留学は、あなた自身のものです。 あなたが得ることのできる個人的、文化的、教育的な豊かさは、貴重な特権です。