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留学生会からのお知らせ

Nrm/Ep. 06 – 再出発

22期生のなるみです。あっという間に日本に来て6ヶ月が経ちました。

まだ少し暑いのでギリギリで花火をしたり、お祭りに行ったりと、夏の行事に後ろ髪をひかれていましたが、秋に入りつつありますね。indigo la endの「ラムネ」という曲のMVでは、夏の終わりを「ペディキュアを取る」ことで表現していますが、私はからっとした風が吹いてパーカーを出した時、季節の変わり目を感じました。日本の四季の中で秋が1番好きなので、これからとても楽しみです。

今月は大きなイベントがいくつかありました。まず、ペルー映画祭で3年前に制作したショートフィルム「ユビキタス」を上映しました。初めて映画館で上映しただけでなく、一緒に上映させていただいたドキュメンタリーの監督とトークイベントに参加し、ペルーにおける「日系」についてまた多くの人々に伝える機会となりました。何より同期やルームメイトたちが見に来てくれて、上映終了後に自分のことのように嬉しそうに出迎えてくれて、みんなの温かさを改めて感じました。

そして、秋の研修が開催されました。初めてNFSAの研修の企画に入りましたが、NFSAのメンバーやJINIの方々とさらに知り合う機会となりました。南米から来た他の留学生や在日ペルー人の起業家など、多くの人と繋がることができました。

中でも印象的だったのは、若手在日日系人のパネルディスカッションで大学院生の方が言った「声が届く立場にいる『特権』を持つ自分の立場を生かす」という言葉でした。海外日系人大会のような場で意見交換をしたり、ネットワークを作れるのは日本全国にいる日系人の中でもほんの一握りで、私自身も留学生としてここにいなければ、きっとその「特権」を持つどころかこのような場所やコミュニティが存在することすら知らなかったと思います。その特権を持ちながらも、かつて自分がいた場所や感じてきたことを忘れずに、これから私自身が研究する在日日系人・ペルー人コミュニティの声を届けられるような存在になれればな、と思います。

その言葉を胸に、明日から大学院で研究生としての生活が始まります。そしてついでにつけ加えると、先日誕生日を迎えました。この節目に、新しい道へ再出発します。

22期生 なるみ