経済学の研究とは(1)
#29
今年の東京の梅雨はあまり雨が降らず、とても暑かったです。マスクをつけながら生活しているの隠れ熱中症に日本の皆さまは気をつけるようにしてください。先月は日系スカラーシップに興味があるブラジルの人に向けての説明会のお手伝いをしました。この説明会を通して、この日系スカラーシップという事業の知名度が上がればいいなと思います。
今回は研究の進捗をお話したいとおもいます。今まであまり大学の学問や研究自体のお話をしていなかったので、今回やっと修士論文の道筋やテーマが具体的になったのでこちらで何回かにわけて説明したいと思います。経済学というと少しつまらないと思うかもしれませんが、少しでも興味を持ってくれると嬉しいです。
経済という言葉はよく聞くかもしれませんが、実際にどのような研究が行われているか知らない人も多いと思います。経済学では様々な研究が行われていますが、主に理論研究と実証研究という2つの種類に分かれます。経済学の歴史の中で経済学者が実際の社会を説明するために作った理論があります。それらが実際に経済の動きを説明しているかを検証することが理論研究です。実際に理論を作っている学者の存在します。実証研究は実際のデータを統計的、あるいは計量経済のツールを用いて分析し、研究する事です。その中での分野はミクロ(Micro)・マクロ(Macro)、国際経済、経済発展論、金融。近年は行動経済学やFeminist Economicsなどの分野も有名になっています。
私の分野は国際マクロ経済学の分野になります。そのため国全体の指標を集め、それを特定のモデルで分析します。研究対象はラテンアメリカの国々をいくつか選択する予定です。今の段階ではデータを集め終わり、モデルの検証をしています。モデルは過去にすでに作られたものを使うことが多いです。
私の研究の詳細には触れていませんが、今回はこの程度にしたいと思います。
17期生 ブラジル
めぐみ