Re:ゼロから始める日本生活 第十八章
「オ―――イ!トドボン?」月一ヒロ君です。
突然ですが皆さんはいくつの言語を話せますか。私はとりあえずスペイン語と日本語は問題なく扱えますが、実は日本に来てブラジル日系のNFSAのメンバーと交流を重ねた結果ある程度のポルトガル語を扱えるようになりました。今回の挨拶なのですがこれはブラジルの基本的な挨拶で、日本語で言うところの「よう!元気?」みたいなものです。勿論勉強した訳ではないので流暢に話すことや書くことは出来ませんが話す・聞く・読む事はそこそこ出来るようになってしまいました。
さて、なぜこんな話をしているかというと、今月静岡県浜松市で再度ブラジリアンデーが行われ、ボランティアとして参加してきたからです。私は今回、入り口でリストバンドを入場者の腕に着けていたのでイベント内容は把握できなかったのですが、ほぼ全員の参加者を目にし、その中でいくつか驚きがありました。まず、ブラジル人の多さです。特に土曜なのですが、もはや自分はブラジルにいるのではないかと思える程のブラジル人がおり、割合で言うと ブラジル7―日本人2―その他1 といった感じでした。運営曰くアジア最大のブラジルイベントだとの事でした。以前お話したかもしれませんが、実は幼少期私は浜松に住んでいたので、ここに出稼ぎで来るブラジル人が多い事は知っていたのですが、まさかここまでとは考えていませんでした。仮に日本全体から来ていたとしても、この移民の数は凄いですよね。
次に、多くの日本出身のブラジル人(?)の青少年と話した際気付いたのですが、ブラジル人学校に通っており日本語を扱えないという子達が多々いました。これにも結構驚きました。考えてみれば当たり前なのですが、家庭でも学校でもポルトガル語で話すならば日本語を使う必要も機会も無いのです。浜松の看板には結構な確率でポルトガル語訳が入っていますし、ブラジル商品を並べるお店もあるので、実質的にブラジルに住むのと大差ないのでしょうか。彼らの将来のためにも日本語の普及は大切なのかもしれませんね。もしかしたら今のままでも問題ないのかもしれませんが、扱える言語は多いに越したことはありませんよね。英語から逃げ続ける僕が言っても説得力がありませんがね。
ブラジリアンデーでは多数の出店がありました。焼きチーズやホットドッグプレスなどとても美味しかったですが、中でも僕はアサイーが気に入りました。どうやら日本でも密かに人気が出ているようなのですが、皆さんご存じでしょうか。味を文で形容するのは難しいですが、ビターでフルーティーなパフェと似ているでしょうか。アサイーそれ自体は果実で紫色なのですが、その中にグラノラやバナナ、ホイップクリームなどが添えられており、混ぜて食べるととても美味です。ご存じない方は「アサイーボウル」で検索するとそれに近いものが出てきますよ。是非調べてみて下さい。そして食べてみて下さい。
これは余談なのですが、夜な夜な昔行っていた浜松の温泉やスーパー銭湯、岩盤浴に行っていました。まだまだ暑いですが、それでも温泉は気持ちいものです。寒い雪降る夜に、温泉に入るのが私の夢であり至福です。完全に余談でしたね。
また来年もきっと行われると思いますので、皆さんも浜松ブラジリアンデーに足を運んでみて下さい。なんちゃってブラジル旅行になりますよ?それではまた来月!