Natalia Namie #2 Book 2
こんにちは、ナタリアです。
今日は、私にとってとても大切な一冊の本について書きたいと思います。
私は昔から本が好きだったわけではありません。ですが、最初に強く印象に残った本は、日本の幼稚園で読んだ理科の図鑑でした。そこには動物や植物についてたくさんの情報が載っていて、その頃から私は生き物や生命について興味を持つようになったのだと思います。
それからも、本を通してさまざまな特別な経験をしてきましたが、特に大きな影響を受けたのは、2019年から2020年にかけて仙台へ留学していた時に出会った一冊でした。
当時の私はまだ日本語を勉強している途中で、読みたい本を自由に読めるほどの力はありませんでした。しかし、大学で植物について学んでいたこともあり、植物に強い関心を持っていました。
そんな時に出会ったのが、『知識ゼロからの植物の不思議』という本です。

この本は、植物の面白さや奥深さを、とてもわかりやすく伝えてくれる本です。イラストも多く、説明も親しみやすいため、植物に興味がある人はもちろん、「少し知ってみたい」という人でも楽しめる内容になっています。
また、植物の生理や構造だけではなく、私たちの生活、歴史、文化との関わりについても触れられていて、親しみやすい構成でありながらも、とても深く、考えさせられる一冊だと感じました。
留学中、私はこの本を何度も読み返し、周りの人たちにも「この本、本当に面白いんだよ」と紹介していました。そしてその頃から、「いつかこの本の著者にお会いできたら素敵だな」と思うようになりました。
ですが、その後コロナ禍となり、私はブラジルへ帰国しました。
それでも今回、日系スカラーシップの奨学金をいただき、「夢の実現プロジェクト」という言葉を見た時に、ふとその夢を思い出しました。
「もし先生にメッセージを送ってみたらどうだろう?」
そう思いながらも、実際に送るまでにはかなり勇気が必要でした。ですが、思い切って連絡をしてみたところ、ありがたいことにお返事をいただき、さらに研究室まで見学させていただけることになりました。
実際に先生や研究室の皆さんとお会いし、研究についてお話を聞くことができた経験は、私にとって本当に特別な時間でした。そして、ずっと大切にしていた本にサインまでいただくことができ、とても嬉しかったです。

振り返ってみると、本との出会いや「いつか先生に会ってみたい」という気持ちが、少しずつ今回の経験につながっていったのだと思います。
もちろん、夢を実現するためには、自分の努力だけではなく、支えてくれる人や挑戦できる環境も必要です。
このような貴重な機会をくださった日本財団日系スカラーシップの皆さま、温かく迎えてくださった先生、そしていつも応援してくれる家族や友人に、心から感謝しています。
これからも、まだまだたくさんの夢に挑戦していきたいと思っています。
そして、このブログを読んでくださった方も、いつか自分の「やってみたい」という気持ちを大切にしながら、一歩を踏み出すきっかけを見つけてもらえたら嬉しいです。