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留学生会からのお知らせ

努力は虚数軸に蓄積されるージョン #4

どうも。
先日、徳島大学の編入試験が無事に終わりました。
日本に来てからの2ヶ月間は毎日、情熱と心意気を注いで勉強を重ねてきました。しかし本番では、極度の緊張から消しゴムを忘れてしまい、自信はあったものの厄介な問題に直面しました。今は15日の結果発表を待つ状態ですが、これだけ無限とも思える努力を注いだのに、期待通りに収束しなかった時の悔しさと、自分自身へのプレッシャーを感じています。

この結果待ちの期間、自分のコントロールが及ばないことや、努力が目に見える結果に繋がらない時のもどかしさについて考えることがありました。

(ここからまた数学の話になりますので、お許しください)

私はどうしても、自分自身の努力を「成功か、失敗か」という目に見える一本の直線で測ってしまいがちです。いくら無限の熱量で何かに打ち込んでも、本番で自分のコントロールが及ばない壁にぶつかり、期待した結果が出ないと、極限の問題で例えますと、努力は結果に収束しなかった(努力は実らなかった、無駄だった)と結論づけてしまうんです。

これ、数学の歴史とすごく似ているんです。
昔の数学の世界は、目に見える数字の直線(実数)だけでできていました。

(直線の実数)

しかし計算を進めるうちに、=−1のように、どうしてもその直線上には答えが存在しない問題にぶつかります。
その時、数学者たちは「答えがないから無意味だ」と諦めず、直線の外側に「虚数(i)」という目で見えない新しい世界を追加しました。

(複素数線)

そして、数学の世界を直線から平面へと大きく広げたのです。
私たちの人生における「結果に結びつかなかった努力」も、これと同じです。
目標に対して目に見える結果が出なかった時、その努力のエネルギーは消えてなくなるわけではありません。結果という直線上からは見えない別の次元、「虚数軸」の方向へ移動して、確実にそこに蓄積されています。ですから、注ぎ込んだ努力が今すぐ結果という形に収束しなくても、見えない次元で自分の世界は確実に広がっているのだと思います。

数学の話は以上で、試験の後、高知に滞在しました。

同期のマリアが、高知にあるいろんなところに連れて行ってくれましたが、桂浜という素晴らしいところが一番気に入りました。目の前に広がる雄大な太平洋を眺めているうちに、試験後のプレッシャーや焦りでざわついていた心が、すーっと静まっていくのを感じました。
試験後の不安な時期に、こうして心安らぐ時間を作って案内してくれたマリアには本当に感謝しています。

その後、台風が直撃する中、夜行バスで無事に東京へ戻ってきました。
結果が出るまでは少し落ち着かない日々ですが、焦らずに日常のペースを取り戻していこうと思います。