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留学生会からのお知らせ

あなたのストーリーを分かち合おう 第4回(Noriaki KS)


6月の後半から7月にかけて、いろいろな経験や新しい挑戦がありました。

10年前に参加したJICAの研修に、今度は自分の経験を伝える側として参加したり、新しい趣味としてロッククライミングを始めたり、大学院についてもっと知るために福岡へ行ったりしました。

一見すると、それぞれ違う経験ですが、振り返ってみると、どれも今の自分やこれからの道につながっていると感じます。今までにも、いろいろな人との出会いや機会が、今の自分を作るきっかけになってきました。そして今も、新しいことに挑戦しながら自分がこれから進みたい道を少しずつ探しています。

今回のブログでは、そんな最近の経験とそこから考えたことについて紹介したいと思います。


JICA日系社会次世代育成研修


6月23日、JICA横浜で行われた「JICA日系社会次世代育成研修(中学生招へいプログラム)」「日本で学ぶ」というワークショップに参加しました。今回のワークショップでは、JICAの研修員と日系スカラーシップの奨学生が中学生の研修員に自分たちの経験を伝えました。日本での生活や勉強、留学制度、日系人としてのアイデンティティ、そして将来の夢について一緒に考える活動を行いました。

私にとって、今回の研修には特別な意味がありました。

実は、私は10年前の2016年に、同じJICAの日系社会次世代育成研修に参加したことがあります。当時は私も中学生の研修員の一人で、日本でいろいろな人と出会い、日本の文化や日系社会について学びました。その経験を通して、自分のルーツだけではなくて自分の将来についても考えるようになりました。日本とのつながりや、海外で勉強することについて考えるきっかけの一つにもなりました。そして10年後、今度は参加者ではなくて自分の経験を次の世代に伝える側として、この研修に戻ってくることができました。

JICA 日本学ぶ (一日目)


当日は、まず私たち講師が自己紹介をして、それぞれの出身国や現在勉強していることについて話しました。

私はほかのメンバーと一緒に、JICAや日系スカラーシップの制度について紹介しました。また、日本で実際にどのような生活をしているのか、日本語学校で何を勉強しているのかについても写真を見せながら話しました。その後は、ビンゴを使ったアイスブレイクをして、みんなで話す時間を作りました。


後半には、「My Roots and My Future」という活動を行いました。自分と日本とのつながり、日系人であること、自分の強み、そして将来の夢について考えるワークショップです。

特に大切にしたのは、「将来何をしたいか」とそのために今から何ができるかを考えることでした。
10年前は自分がこのような活動に参加して考える側でしたが、今回は中学生のみんなと話しながら、一緒に考える側になりました。

少し不思議な気持ちでした(笑)

JICA 日本学ぶ (二日目)


それから約一週間後、研修員のみんなが作文や発表の準備をしているときに、もう一度会う機会がありました。このときは、私が自分の話をするというより、一人ひとりの話を聞く時間になりました。みんなが将来やってみたいことや興味を持っていること、その理由などを聞きながら、「本当に伝えたいことは何だろう」と一緒に考えました。そして、その考えをもっと具体的にしたり日本語で分かりやすく表現したりするためのお手伝いをしました。

もちろん、私の日本語もまだ完璧ではありません。ほかの人より日本語が上手なわけでもありません。それでも、みんなの話を聞けば、何を伝えたいのか、どんなことに興味を持っているのかを理解することができました。日本語を直すことだけではなく、その人が本当に言いたいことを一緒に考えることが私にできることだと思いました。一人ひとりの話を聞いていると、10年前の自分のことも思い出しました。

当時の私も、今の自分がどこにいるのか、どんなことをしているのか、もちろん知りませんでした。だからこそ、今のみんなが話している夢も、これからどのように変わっていくのか楽しみだと思いました。


研修員のみんなが帰る前に私は小さなプレゼントを準備しました。一人ひとりの名前が入ったハンコです。日系人として生活していると自分の名前にも家族やルーツ、そしていろいろな文化とのつながりがあると思います。

そのため、自分の名前を大切にしてほしいという気持ちも込めて、ハンコをプレゼントしました。いつか日本で使うかもしれません。自分の国へ持って帰って使うかもしれません。でも、いつかそのハンコを見たときに、日本で過ごした時間や、この研修で考えたことを少しでも思い出してくれたらうれしいです。

私自身も10年前、いろいろな人から影響を受けました。そのときにもらった小さな「きっかけ」が、少しずつ今の自分につながっていったように思います。今回、私もみんなの中に小さな種をまくことができたなら、その種がいつかどこかで育ってくれたらうれしいです。

JICA 日本学ぶ (意見)


10年前の自分と、今の自分

今回、平居さんが昔の写真を見せてくださり、10年前の自分と今の自分を比べる機会もありました。写真を見ると、もちろん見た目もかなり変わっていました(笑)。でも、それ以上に、この10年間で経験したことについて考えました。大学で工学を勉強したこと、いろいろな活動に参加したこと、そして今、日系スカラーシップの奨学生としてもう一度日本で勉強していること。10年前のJICAの研修だけで今の自分ができたわけではありません。しかし、あのときの経験は、今の自分につながる大切な土台の一つになったと思います。


だから今回、平居さん、JICA、そして海外日系人協会の皆さんのおかげで、今度は自分の経験を次の世代に伝える機会をいただけたことを、とてもうれしく思いました。10年前は、たくさんの人からいろいろなことを教えてもらいました。今回は、私も少しだけ、次の世代に何かを残すことができたのではないかと思います。


ボルダリング


実は、メキシコで大学生だったころ、少しボルダリングをしていました。大学の授業が終わったあとに行くこともありましたが、あまり長く続けることはできませんでした。日本に来てから、もう一度ボルダリングを始めたいと思っていました。日本にはボルダリングジムがたくさんあり、以前メキシコで経験したものとは少し違うところもあります。今回はできるだけ続けたいと思い、まず自分の道具をそろえることにしました。


池袋にある登山やクライミング用品の専門店へ行き、クライミングシューズやチョークなどを買いました。クライミングシューズは普通の靴とはかなり違うので、店員さんに相談しながら、自分の足に合うものを選びました。スタッフの方々もとても親切で、道具についていろいろ教えてくれました。この店には登山用品もたくさんありました。いつか富士山に登るときには、安全のためにも必要な道具をしっかり準備したいので、またここに来ようと思います。でも、今回はまずボルダリングです(笑)。

道具をそろえたあと、NOBOROCKというボルダリングジムへ行きました。スタッフの方に、メキシコで昔ボルダリングをしたことはあるけれど、久しぶりなので、もう一度習慣にしたいと説明しました。すると、いくつかのコースに挑戦してみることをすすめてくれました。最初におもしろいと思ったのは、難易度の表し方です。私が行ったジムでは「級」で分けられていて、数字が小さくなるほど難しくなります。そして、さらに難しくなると「初段」「二段」「三段」と続きます。

私が以前知っていたレベルの表し方とは反対だったので、最初は少し不思議に感じました。コースは色などで分かりやすく表示されているので、どのホールドを使えばいいのか確認しながら登ることができます。壁はそれほど高くありませんが、簡単という意味ではありません。コースによって必要な技術や体の動かし方が違います。また、ほかの人も登っているので、順番を守りながら挑戦することも大切です。


ウォーミングアップをしたあと、いろいろなコースに挑戦しました。5級は何本も登ることができ、3級にもいくつか挑戦しました。そして、その日は1級のコースも一つ登ることができました。登っているうちに、おもしろいことに気づきました。同じコースでも、人によって登り方がかなり違います。周りのクライマーを見ると、私とは体格が違う人も多く、それぞれ自分の体の特徴を使って登っていました。身長や体重、腕や足の長さ、握力、柔軟性などによって、同じコースでも得意な動きと苦手な動きがあります。

私の場合、足の力と柔軟性は自分の強みだと思います。また、身長があるので、遠いホールドに届きやすいこともあります。一方で、私は体重が重いほうなので、腕だけで体を支えると、かなり力やエネルギーを使います(笑)。特に、傾斜のある壁や、小さいホールドを強くつかむ必要があるコースはまだ苦手です。これからは握力や上半身の力だけではなく、できるだけ少ない力で登るための技術も身につけたいと思っています。

その違いを特に感じたのが、3級と1級のコースでした。私にとって特に難しかったのは、レインボーの3級のコースです。ホールドが細く、しっかりつかむのが難しかったので、かなり苦労しました。一方で、1級のコースはレベルとしてはもっと難しいはずですが、自分の体をどう動かせばいいのか分かりやすく、私にとっては登りやすく感じました。難易度が高いからといって、必ず自分にとって一番難しいとは限りません。人によって得意なことや苦手なことが違うのも、ボルダリングのおもしろいところだと思います。


今は大学生のころのように頻繁には行けませんが、時間がある週には、できるだけ週に一回ぐらいボルダリングに行くようにしています。久しぶりにしっかり登った次の日は、腕がかなり痛くなりました(笑)。それでも、体を動かしながら、「次はどこに手を置こう」「足はどこに置けばいいだろう」と考える時間がとても楽しいです。ボルダリングでは、最初からゴールまで一気に登ることはできません。まず次のホールドを見て、一つずつ進んでいきます。うまくいかなければ、一度下りて、違う方法を考えて、また挑戦します。

最近、自分の将来について考えるときも、少し似ていると感じます。最終的にどこへ行きたいのかという目標はあっても、そこまでの道が最初から全部見えているわけではありません。だからこそ、まず目の前にある一つの機会に挑戦して、そこから次の一歩を考えていくことが大切なのかもしれません。


将来の道を探しに福岡へ


大学院について考える中で、九州大学も自分が興味を持っている大学の一つでした。ウェブサイトで研究内容を調べることもできますが、せっかく日本にいるので、実際に大学へ行って、自分の目で見てみたいと思いました。そこで、福岡へ行く機会を作り、九州大学を訪問しました。


私は工学の中でも、材料や半導体に関係する研究に興味があります。九州大学には自分の興味に近い研究分野があり、実際に大学を訪れることで、研究環境やキャンパスの雰囲気を知ることができました。まだ自分が最終的にどの大学へ進むのかは決まっていません。しかし、将来の選択肢について考えるとき、調べるだけではなく、実際に行ってみることも大切だと感じました。

ボルダリングと同じように、すべての道が最初から見えているわけではありません。まず一つの可能性を見つけて、自分から動いてみる。その経験から、また次の一歩を考えていきたいと思います。


自転車での発見


総走行距離: 357.2 km
1週間の平均走行距離: 62.9 km
走行回数: 64回
SEO Cycleに行った回数: 4回


ひとこと:

今月は前ほど自転車に乗る機会が多くありませんでしたが、授業が終わったあと、作業をするために池袋まで自転車で行くこともありました。毎日乗ることはできませんでしたが、時間があるときにはできるだけ自転車を使うようにしました。